12の要素「水」
12 Elements-WATER
LIST
暮らしと命をつなぐ循環の源
災害時にも絶えない「水の安心」を未来へ
災害で最も困るのは、飲料や生活用水の確保です。
水道が止まれば、衛生や健康も脅かされます。
キボッチャでは、防災井戸や大気中の水蒸気から水を得るシステム、排水の微生物処理、バイオトイレや自然洗剤など、日常と非常時の双方に対応した水の循環を実装。
水の安心は、地域住民や利用者の命と健康を守る、欠かせない基盤となります。

具体的にこんな
取り組みをしています
⽔道⽔のゼロエミッション
災害時の⽣活⽔確保は不可⽋。
廃棄物の再利用・有効活用を促進し、あらゆる排出物を限りなくゼロに近づけ、必要な⽔量を全て⾃分たちで確保できることを⽬指します。
⼀連の弊社既存施設で使⽤している⽔道⽔(年間)
250,000㎥/年(約240万円)
1万⼈避難所に向けて、今後の開発で必要な⽔量
12,000,000㎥ /年(約1億1,520万円)
ゼロエミッションアイデア
IDEA

井⼾⽔による⽔の確保
災害に強い、防災井⼾の整備
災害時の⾮常⽤⽔として、個⼈や地域で災害⽤井⼾の需要が⾼まっています。震災等で上下⽔道が破損した場合、インフラ設備の復旧には多⼤な時間を要します。たとえ飲料⽔が確保されていても、それを⽣活⽤⽔に転⽤できる程の備蓄は難しいのが現状です。⽔道が使⽤できなくなっても、防災井⼾を備えておけば、⽔を確保することができます。また、防災井⼾は⾮常時のためだけでなく、⽇頃の有効な節⽔対策としても利⽤できます。
IDEA

⼤気中の⽔蒸気から⽔を作る
災害に強い、⼒だけで飲み⽔を確保する恵みの⽊
イタリア⼈建築家が考案した「Warka Water」は、⾃然界からヒントを得て、重⼒、凝縮、蒸発などの⾃然現象のみを利⽤し、電⼒を必要としない⽵製の「給⽔塔」。給⽔塔を覆っているメッシュ素材の布が霧と露を集め、⼟台部分にある容器に⽔が溜まっていく仕組み。
さらに、こんな取り組みを
計画しています。
排⽔の微⽣物処理
東北地方太平洋沖地震の後、「海がきれいになった」と言われることもありました。しかし現実には、地球温暖化の影響で牡蠣の生産量が減少するなど、海の資源としての豊かさは深刻な危機に直面しています。
KIBOTCHAでは、この「環境の豊かさ」を一時的な現象として捉えるのではなく、持続的に守り育てていくことが重要だと考えています。
そのため、排水を微生物の力で自然に還す循環型の処理を導入し、水を汚さず次世代へとつなげる仕組みづくりを実践しています。
1万⼈避難所に向けて、今後の開発で必要な⽔量
IDEA

⾃然洗剤の取扱
知識さえあれば簡単に作れる環境にやさしい洗剤
市販の化学洗剤は手軽ですが、必ずしも環境にやさしいとは限りません。汚れの性質を知れば、重曹や酢、果物の皮など身近な素材から、誰でも簡単にエコ洗剤をつくることができます。
IDEA

⾃然循環による実験
複合発酵によるバイオトイレ “結(ゆい)”
本来は《汚い・臭い》とされる排泄物も、独自の浄化システムと微生物の力で“ひかり水”へ。飲用レベルまで浄化され、畑や森、川をよみがえらせる環境再生水となり、暮らしの衛生にも活用できます。